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「創作の現場から」渡辺淳一より

「小説というのは、こうした、いわくいい難い理外の理を書くことであって、それがまさしくリアリティで、知性とか論理を書くのが小説ではないのです。

 そのいわくいい難い人間の情念や行動を、たしかなディーテールの積み上げでリアリティを生み出したときに、いい小説が生まれてくる。」 (渡辺淳一)

19885597 

文学と言われるものは、あまりご丁寧だと、作家の創った道の上を逸れることなく歩かされるようで、つまらないですね。そこのところを渡辺氏はおっしゃってるんでしょう。ある人が会釈する。相手は不機嫌になった。これに直接的な説明は不要だと思います。何故かを、感じ味わうのが文学のように思います。タネが分からないから、手品は面白い。ただ、その行間にリアリティをいかに生み出すか。そこが作家の力量なんでしょうね。

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