« カミュ「シジフォスの神話」 | トップページ | 「出家とその弟子」倉田百三より »

「侏儒の言葉」 芥川龍之介より

「わたしは第三者を愛する為に夫の目を偸んでいる女にはやはり恋愛を感じないことはない。しかし第三者を愛する為に子供を顧みない女には満身の憎悪を感じている」 (芥川龍之介)

Photo 数年前には「失楽園」や、三島由紀夫も不倫を扱った作品があります。その他、数え上げれば切がないのでしょうね。作品設定として、社会的拘束を恣意的に用いることで、複雑な心理を描写する。そのためには不倫は格好のテーマなのかもしれません。夫を顧みない女ならば、理解できるが、子供を顧みない女には憎悪を覚えると、作家は言います。無邪気な子供を見ると感傷的になるとも言ってますから、対子供においては、人間のエゴを見たくない、作家の崇拝ともいえる気持ちがあったのでしょうね。

|

« カミュ「シジフォスの神話」 | トップページ | 「出家とその弟子」倉田百三より »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/472526/9745492

この記事へのトラックバック一覧です: 「侏儒の言葉」 芥川龍之介より:

« カミュ「シジフォスの神話」 | トップページ | 「出家とその弟子」倉田百三より »