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司馬遼太郎「人間というもの」より2

「仕事というものは、全部をやってはいけない。八分まででいい。八分までが困難の道である。あとの二分はたれでも出来る。その二分は人にやらせて完成の功を譲ってしまう。それでなければ大事業というものはできない」(司馬遼太郎「竜馬がゆく」八)

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言わずと知れた作家の代表作ですね。竜馬がゆくを読んで、心を熱くした若者は多いことでしょう。また、壮年・老年の方でも、いらっしゃるでしょう。ふと自分が竜馬が暗殺された年齢を越えていると、気づいたとき、男は何となく一瞬だけ淋しい思いを抱きます。しかし、青春と情熱は年齢を問わない、と自分を励ますとき、世の中の価値観・人生観・常識に捉われていては、これから先も覚束ないと感じます。いつまでも坂本竜馬でなくてもよい。しかし、どこかで坂本竜馬であるべきだ、と肝に銘じています。八分までの困難。確かにそうかもしれませんね。でも画龍点睛を欠くともいいます。最後まで、手を抜かないのも必要ですね。

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