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孔子「論語」より

邦道(くにみち)あれば穀(こく)す

邦道なきに穀するは恥なり (孔子「論語」憲問十四より)

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国がしっかりしているときは、仕官して活躍するのは望ましい、しかし、間違った方向に進んでいると思われるのに、平気で官途についているのは、恥ずべきことだ(中国名訓辞典)との意味だそうです。政官業の癒着の構造は、今に始まったことではありません。しかし、わかっていても続くこの体質は、人が飯を食べることと同じなのでしょうか。民業は、己の会社の繁栄のみを望み、親しく、又はなれなれしく、そして作り笑いで、政官に近づき、政治家は、神輿の上にのって、ご満悦。そんな権力先生を蔑みながら、官僚は身を潜めて、天下っては、退職金を膨らませる。邦道なきに穀するは恥なり、など理解できても、しないのでしょうね。上記の言葉は、隠棲していた原憲が語った言葉だそうですが、その言葉を聞いた時代の寵児である子貢は、自分を恥じたのだそうです。「恥」今では珍しい概念かも知れませんね。

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