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「原色の街」吉行淳之介より

「人は、追いこまれた立場から脱け出ることも考えるが、又その立場を意味づけることも考えるものだ」 (吉行淳之介)

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私は、若い時分、吉行氏の作品に勇気づけられたことが、随分あります。氏の作品には「性」を扱ったものが多いですが、氏の言葉の中にふと、氏のダンディズムが顔を覗かせ、それが、何とも、さりげなく自然で懐の深さを感じさせるのです。上記の言葉もそうだと思います。「追いこまれた立場を意味づける」これは一体どういうことでしょうか。私たちは、不幸に見舞われると、つい他人のせいにしがちです。しかし、その現況をよくよく省みてみると、自分にも落ち度があったり、相手の言い分が理解できたりして、結果が好転することもよくあることです。そのことを、氏は実にあっさりと、仰るものだと感心します。

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